Hypothesis by Philippe Parreno

イタリア、ミラノ 2015

ミラノの北東、ビコッカ地区にある現代アート美術館 HangarBicocca では、フランス人アーティスト Philippe Parreno のイタリア初となる展覧会「Hypothesis」が開催されます。Andrea Lissoni がキュレーターを務めた本展では Parreno の代表的な作品を始め、Parreno が細かく指示した台本に沿った音と光の演出による最新作が展示されます。

今回の展覧会の見どころは、「Moving Sun」と呼ばれる作品です。HangarBiocca の展示会場の天井に取り付けられた1基のスポットライトは光輝く惑星を思わせ、大きな柱と18基の点滅する天板の間をゆっくりと移動します。「Moving Sun」は Kvadrat とのコラボレーションによって制作されました。

Philippe Parreno

Philippe Parreno は数々の世界的な美術館で作品を展示しているほか、「H{N}Y P N(Y)OSIS」(アメリカ、ニューヨーク、2015年)、シンケル・パビリオン(ドイツ、ベルリン、2014年)、パレ・ド・トーキョー(フランス、パリ、2013年)、現代美術館「ガレージ」(ロシア、モスクワ、2013年)、バイエラー財団(スイス、リーエン、2012年)、サーペンタインギャラリー(イタリア、ロンドン、2010年)、ポンピドゥー・センター(フランス、パリ、2009年)で個展を開催しています。さらに、リヨン・ビエンナーレ(1991年、1997年、2003年、2005年)や、ヴェネチア・ビエンナーレ(1993年、1995年、2003年、2007年、2009年、2011年、2015年)に参加しています。また、LUMA財団での 「Solaris Chronicles」 や、マンチェスター・インターナショナル・フェスティバルでの 「Arles」(2014年) や「Il Tempo Del Postino」(2007年)等、数々の展示会の共同キュレーターを務めています。2012年にはフィラデルフィア美術館で上演された「Dancing around the Bride」で演出を務め、 ロンドンのバービカン・センターでも上演されました(2013年)。