Dia Beacon を会場に Alexis Lowry のキュレーションで開催される今回の展示会では、Larry Bell の 初期の彫刻作品から、Dia Art Foundation のコレクションのために制作した最新作品まで、Larry Bell の厳選された作品が一堂に会します。Bell は 1960 年代以来、カリフォルニアの Light and Space ムーブメントの主要人物として、主にガラスを使用して光、色、ボリュームの相互作用を追求してきました。

初期の彫刻作品はカラーガラスで作られた幾何学形状のオブジェが半透明の基礎の上に設置され、オブジェが空間の中に浮かんでいるような印象を観る者に与えました。作品はオブジェそのものではなく、周囲の環境、光との相互作用や彫刻への光の屈折を表現しています。1965 年、Bell はより大規模な幾何学形状の制作や、さまざまなガラスパネルを重ねた作品の制作を始め、色の外観やガラス表面と金属粒子を組み合わせた手法へと焦点が移っていきました。

10 年以上にわたり積極的に制作活動を展開してきた Bell は、媒体としてのガラスの持つ可能性を幅広く追求し、その彫刻的形状や光との色彩的相互作用の知覚体験を表現してきました。

Dia Beacon
3 Beekman Street, Beacon, New York
金曜–月曜
10 am–5 pm
閉館日 土曜、5 月 21 日

Dia Art Foundation について

Dia は 1974 年に、アーティストが伝統的な美術館やギャラリーの枠に縛られることなく、野心的な新しいプロジェクトを実現するためのパイプになることを使命に設立されました。Dia は、Dia Beacon、Dia Bridgehampton、Dia Chelsea を運営するほか、さまざまな委嘱作品、長期的なインスタレーション、場所特定型プロジェクトを維持・運営しています。