Poiesis by WangShui(Rockbund Art Museum)

Rockbund の新しいアートプログラムの幕開けを飾る、WangShui 初の個展は、変幻自在のインスタレーションで、絵画に没入するような感覚が体験ができます。今回展示される作品は、X Zhu-Nowell 新芸術監督のもと、Rockbund Art Museum(RAM)のリニューアルを記念しています。

WangShui は、異なるフォーマットを融合させた絵画、インスタレーション、映像が重層的に交差する作品の制作で知られています。ギリシャ語で「何かを生み出す」を意味する Poiesis が、 WangShuiのアート研究の視野を広げ、さまざまな要素が作品に組み込まれ表現されています。ニューヨークを拠点とする彼は、知覚の論理性を問い直しながら、人間の意識についての探求を積み重ねています。この没入型な展示は、美術館の 4 階と 5 階に渡り、8 点のアルミニウムフロアの絵画で構成されています。展示期間中、超音波周波数のアルゴリズムに基づき、絵画の位置を変化させると言う演出が作品の表情を刻々と変化させます。WangShui は、従来の西洋絵画とは一線を画し、アルミニウムのパネルにイメージを複雑に擦り込み、その傷を照らすように絵の具を塗ることで、光と動きの移り変わりを特徴とする絵画を制作しています。  

Kvadrat は、微妙な格子状の効果を持つ透明で建築的なカーテン Mori を 180 メートル提供し、この没入感に満ちた展示会に貢献しました。 

 

Rockbund Art Museum
20 Huqiu Rd, Shanghai

2023 年 4 月 1 日 - 2023 年 6 月 11 日
月曜日:休館
火曜日 - 日曜日 10 時00分 - 18 時00分

WangShui について

WangShui の作品は、認識の構造を追求しています。ビデオ、彫刻、絵画、インスタレーションを通して、世界で私たちの経験を形成する媒介のループを考察する作品が中心です。多様な個人的体験や研究を、トラウマ、建築、メディアに統合することを目指す、領域横断的に活躍するアーティストです。作品の中心的なテーマは、リミナリティと、その抵抗の形としての急進的な可能性です。WangShui は、細部と距離、透明度と不透明度、知ることと知らないことの間の幻覚的な状態を活性化する方法として、イメージや素材の潜在的な空間を頻繁に表現しています。

Rockbund Art Museum(上海)について

2010 年にオープンした Rockbund Art Museum(RAM)は、上海の外灘(Bund)にある現代美術館です。この博物館は、1932年に建てられたアールデコ調の歴史的建造物を利用しており、その建物は中国で最初に設立された近代博物館の一つでした。このランドマーク的な建物の改修は、David Chipperfield が担当しました。21世紀において、アジアを拠点とする現代美術館であることの意味を考える上で、RAMは アジアをはじめとする世界の芸術文化につながり、現代の芸術活動における課題、実践、ネットワークについてより豊かな視点を得る、という「列島思考」の重要性を追求することを目指しています。 

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