Kvadrat とルイジアナ近代美術館のコラボレーションによる、デンマーク国内初の大規模な Pipilotti Rist の展示会： Open My Glade の成功に続き、国際的に活躍する現代アーティスト Rist の回顧展が現在、京都国立近代美術館で開催中です。

約 40 点で構成される展示会は、身体、女性、自然、生態系といったテーマが中心です。 約 30 年におよぶ Rist のキャリアの全体を紹介する回顧展では、女性の身体やアイデンティティに焦点を当てた初期のショートフィルムや、近年彼女が手掛けてきた、最新のビデオ技法を用いて自然と人間との共生を称える大規模なビデオインスタレーション、同美術館所蔵コレクションの作品を取り入れた新しい作品、再生素材から作られた屋外作品など、幅広い作品が展示されています。

ベッドに横たわってくつろいだり、ダイニングテーブルの周りに座って鑑賞したりするなど、遊び心あふれた空間に浸ることができるビデオエクスペリエンスの中、展示会は現代社会における喫緊のテーマを来館者の身体を用いて徐々に明らかにしていきながら、コロナウイルス時代における来館者と美術館の関係性を再構築しています。