当社のウール製テキスタイルの 90% は、英国のWooltexとノルウェーのInnvikの共同経営の生産施設で生産しています。これにより、透明性と文書化を維持しながら、あらゆる段階で環境への影響を最小限に抑え、製造工程を継続的に革新することができるのです。実際、当社の 36 種類のウールテキスタイル に環境製品宣言（EPD）マークが付いており、環境への影響を公開しています。
マインドフルな製品作り
生産設備を持つことで、ウールテキスタイルの品質とデザインの革新をより適切に管理することができます。Wooltexと共同で、ウール廃棄物を新しい繊維製品にリサイクルするプロセスを開発し、2022年には「Re-wool」と「Sabi」の販売を通じて25トンのウール廃棄物をリサイクルしました。
ウールの生産には、繊維のクリーニングに大量の水が必要です。しかし、Wooltex では水の使用量の 79% をリサイクルできます。ノルウェーの製織工場 Innvik では、水の使用量の 20% を節減する地元のバイオエネルギーを活用した新しい染色小屋に投資しています。
現在、電力の 100% は、すでに再生可能な水力発電から調達されています。2022年、Innvikの空気圧縮システムが改善され、織り工程のエネルギー効率が向上しました。この変化は環境に役立つだけでなく、電力消費を 30% 削減します。
ウールが大好き
Kvadrat では、当社はウールをこよなく愛し、そのあらゆる特性を活用していますが、この材料への関心は、ウールがテキスタイルに生まれ変わるずっと前から始まっています。それは、南オーストラリアやニュージーランドの羊毛農家という羊毛の供給者から始まり、牧畜や生産工程に至るまで続きます。
ウールの椅子張り生地のほとんどはオーストラリアとニュージーランド産のウールを使用していますが、ノルウェー産や英国産のウールを使用しているものもあります。
オーストラリアとニュージーランドでは、牧羊は経済的・文化的に非常に重要な意味を持っています。オーストラリアには人間 1 人あたり 6 匹の羊があり、ニュージーランドでは農業・林業に 141,400 人以上が従事しています。当社は主に 2 つの理由で、これらの国々からウールを調達しています。1 つ目は、農場が持続可能な仕事にやり方に専念し、効率的な伝統技術を採用していること。2 つ目は、彼らが一貫して高品質のウールを生産していることです。
動物福祉
ヒツジは健康を維持し、窒息を防ぐために、年1 回毛刈りする必要があります。Kvadrat では、動物福祉と高品質のウールが、当社の企業価値と責任あるアプローチに、密接に結びついていると信じています。当社はウールサプライヤーが当社の行動規範に従い、動物福祉の 5 つの自由を遵守していることを保証します。
当社が使用するウールは、耐久性と弾力性に優れ、柔らかいことで知られる、交雑種の羊から作られます。オーストラリアとニュージーランドは一貫した環境により、牧羊における世代を超えた技術と専門知識の発展を可能にしてきました。