ギリシャ、アテネ
Renzo Piano Building Workshop
プロジェクト
Stavros Niarchos Cultural Centre内には、National Library of GreeceとGreek National Operaがあります。アテネのKallithea地区に位置する、ギリシャで初めてPlatinum LEED認証を取得した公共建築物です。
Renzo Piano Building Workshopは、2004年のオリンピックの後に残された駐車場を生まれ変わらせるプロジェクトの取り組みをめぐる競争に勝利しました。彼らはまず、大きな人工の丘を建設するところから始めました。これは、街から海へと広がるパノラマ景観を楽しめる場所です。地上では、アゴラと呼ばれる公共の広場周辺にオペラハウスと図書館が設立されます。これは、古代ギリシャ都市に見られる中央集会スペースを参考にしています。屋根はギリシャに自生する植物を植えた勾配のある公園で形成されています。
オペラハウスには2つのホールがあり、大きいホールには1,400の観客席を備え、伝統的なオペラやバレエの上演に使われます。もうひとつのホールは観客席が450席あり、実験的なパフォーマンスの上演に使用されます。建物の反対側にある図書館は、巨大な本棚の壁が特徴的です。この本棚には、古くは9世紀まで遡る手書き原稿、文書、版画などのコレクション5,000点以上が収められています。
ソリューション
ホールには、Haakon、Remix、Starが採用され、Hallingdal 65は図書館で使用されています。観客席の椅子はPoltrona Frauのデザインによるもので、布張りにはHaakonが使われています。
「Kvadratの豊富なコレクションのおかげで、家具から音響環境までさまざまなエリアでの目標を達成することができました。その中でもオペラハウスの中心であるメインホールでは、建築的な成果を達成するためにKvadratnoテキスタイルが欠かせないものとなっています。たとえば、Haakonのベルベットが持つ豊かさ、高級感、そして色合いが独特の雰囲気を生み出しています。」―Renzo Piano Building WorkshopのAssociate、Vassily Laffineur